1巻から読んでいるが、勢いは全く衰えず、破天荒な息子と生き方上手な娘は健在。むしろ磨きがかかっている。そればかりか、世界各国、男の子は皆同じと言うことが分かって面白かった。特に、ロシア人の男の子と、そのお母さんのやりとりは最高。西原さんも、ロシア語が分からないまでも、正確に推測できる理由も描かれており、それが傑作的におかしい。しかし、そういう所に視点がある西原さんは、やはり立派。
本人が本の中で「今年は体調を崩すことが多かった」「来年は仕事を減らす」などと書いているように、若干仕事が粗いというか、絵が荒い気がするのですが(私はサイバラの絵がヘタだとは思ってません、これまでのサイバラ本に比べて、という意味。)、
<br />
<br />「強いかあさん」は健在!そしてどんどん弱っていっているらしい元夫の様子もちょこっと出てきて、サイバラの日常が気になる人なら、いつもどおりの満足な内容。
<br />
<br />ただ、ベージを埋めるためにやったような、絵本?「ご挨拶」は要らなかったかな〜。
<br />
<br />年をとることを楽しみに生きているサイバラには、私も含め、おそらくほとんどの人がそうであそう、「年をとることが怖い」人には、まったく頼もしい限りです。
<br />
一昨年まで購読していた毎日新聞では毎週楽しみにしていました。毎週毎週ネタは尽きないものです。これはもう「よく見てるなぁ」の一言です。西原さんの視点や子供へかける言葉、子供の行動の分析など独特で最高の才能だと思います!
<br />
<br />とは言っても、こんなレビューなんて参考なんかなりません。
<br />まぁ、手にとって読んでみて下さい!立ち読みでも何でもまぁ一度手にとって読んで、嫌いな人もいるかもしれない。(多分、子供を持っている方にはほぼ100%はまると思いますが)私なんか子供がうるさくてかなり不機嫌なときでも、読んでると20分以内に機嫌よくなります。それほどあっけらかんとした、愛に満ちた素敵な子供ネタマンガの傑作です。