アスペルガー症候群に係わる全ての方に、読んでいただきたい本である。
<br />イラストを多用しクラスメートの子ども向けに作成されてはいるが、その内容は他の専門書に決して劣ることなく、特徴をよく伝えている。
<br />保育園・幼稚園・学校など教育関係の方だけでなく、病院をはじめとする小児医療機関や各小児施設の方など、幅広い方に読んでいただければと思う。
<br />ここに書かれてある基本的な事を知っていただいたうえで、目の前にいるアスペルガーのお子さんのそれぞれの個性をみつめてほしい。
<br />間違った知識や情報による偏見や周囲の態度・・・・・・
<br />アスペルガーの子どもを持つ親、なによりその子ども自身が、そんなものにこれ以上さらされてほしくないから。
知能障がいをともなわない自閉症ということが一般に理解されていない。
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<br />福祉事務所のケースワーカーもとんちんかんな対応をしている。よく耳にすることです。
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<br />誤解をとくために多くの人に読んで欲しいですね。
障害のある子の対応について、具体的な事例を元に書かれていて、分かりやすいです。
<br />指導にあたっても、学校・保護者で取り組むようになっていて、お互いの連携を大事にしていて心の温まる本です。
<br />まず、今出来ることからがんばりましょうというメッセージを頂いたようで嬉しかったです。