ヨガを世界中に広めた立役者・パラマハンサ・ヨガナンダの本。
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<br />本書の素晴らしいところは、内容がぶっ飛んでいることである。
<br />それでいて、彼はごく近代の人物であるため、奇跡を起こした人々の写真が
<br />掲載されているところがまたすごい。
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<br />なぜならば、彼らの偉業・奇跡を目の当たりにした人々がまだ現実に生きており、
<br />その数が半端でないところがまたぶっ飛びのゆえんである。
<br />その中には、彼の信奉者もいれば、そうでない野次馬までいるため、
<br />すべてがやらせやトリック、まやかしと断定するにはあまりにも証拠が多すぎる。
<br />そして、彼は各界超一流の著名人・有識者と多く会談しており、ほとんどが彼を
<br />本物であると認めていることも特筆すべき点だろう。
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<br />本書の価値は、その「ぶっ飛んだこと」を大量の記述で目の当たりにすることで、
<br />読む人間の固定観念の枠が外れるところにある。
<br />基本はあくまでも真理の書であり、求道者ならば生涯に十回は繰り返し読むべき
<br />内容なのだが、人間は真理を目の当たりにしただけでは変われない。
<br />自分の常識を遙かに飛び越えた「ぶっ飛び」を知らない限り、
<br />今の自分以上にはなれないのだ。
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<br />昨今のニューエイジ、スピリチュアルブームに便乗した軽い本を数冊読むぐらいならば
<br />本書をずしっと懐に入れたいところである。
<br />内容がわからなくとも、持っているだけで良い本の一冊だ。
この本の内容については、部分的に真実と虚偽が混じっているというようなことはないと思います。全てが真実か、全てが虚偽か。そして私は全てが真実だと思います。論証も何もなく、読んでそう感じました。分身もあり、テレポートもあり。でもこの本の中に出てくる人にとっては当たり前のことなんだろう、そう思わせる、品性、人格、温かみ・・・そういうものがあります。
全編、「本当かよ??」の連続です。ヨガって単なる瞑想じゃなかったの?と思っていた私には大きな衝撃でした。
<br />本当にこんな人がインドにはたくさんいるんでしょうか?とにかく不思議で、人間って限界はないんだなぁ、と思いました。
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<br />不思議系が好きな人は読む価値ありです。
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<br />でも本当に、どこからどこまでが真実なんでしょうかねぇ。