2年にわたる旅行記。
<br />行き先は、中国、チベット、ネパール、インド、スイスやオランダ、スペインなどなど。ネパール(カトマンズ)が居心地がよくてなかなか離れられなかったらしい。
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<br />カラフルな人の似顔絵や写真が満載の手書きのメモ(日記)がコラージュとして雑然と並ぶ様は圧巻。
<br />手書き部分は全部は読めないくらいの分量で(実際まだ全部は読んでいない)人と出会うぶらり旅行の楽しさを伝えている。
<br />また、時間を取ってぱらぱら眺めて読もう。
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<br />ただ、楽しさを綴ってあるだけではない。インドで暑さで参ってイライラする様が書いてあったり、旅先のテレビで故郷の惨事(あの震災)を目にした衝撃も触れられている。
<br />その衝撃が最後のスペインのゲルニカの感動へと繋がっているのかも。
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下田さんの人柄に惚れて買いました。日記帳というか、画集というか、ポエムというか…よくわからない本。でも、下田さんの人柄が詰まってる素敵な本です。このサイトでこんなこと言うのも変ですが、[興味があるなら貸すよ!ぜひ読んでみて!]と言いたくなるほど、様々な人に見てほしい本でした。
気の向くままの旅、飾らない文章、カラフルなスケッチ。自由な感性、すてきです。
<br />ゆっくり読んでいるうちに、いつの間にか下田さんの世界に引き込まれていました。
<br />ページいっぱいのコラージュや、貼り付けた諸国の切手やパッケージ一つ一つがいい味でていて、何回も見ても飽きないです。