2回行ったサバ州が中心で、とっても懐かしい。
<br />キナバタンガン川、キナバルパーク、ダナン・バレー、セピロク・オランウータン・リハビリテーション・センター…運動不足の団塊ぶら下がりでも、4095mのロウズピークに立てた!
<br />横塚眞己人ガンバルマン(マレー語で「ガンバル」とは写真の意味)の、さすがプロという「ガンバル」がちりばめられています。やっぱり高価で重い望遠レンズだ!小生も計20日弱で1万枚、でもピンぼけ写真続出トホホ。
<br />エコツアーもいろんな会社やロッジ、ホームステイがあるので、その簡潔な紹介もあります。
<br />さすが山渓だと思ったのは、Eco-reportとして、商業林保護区、環境に優しくないアブラヤシ問題(飛行機やバスから延々と広がるプランテーションをイヤというほど見せつけられる)、キナバタンガン川の生命の回廊プロジェクト、JICAのボルネオ生物多様性・生態系保全プログラムなど、エコ・ツアーの意味、自然破壊の現状や、その保全対策、開発と保全の矛盾の問題なども、しっかりページを取って掲載されていることです。
<br />わずか130ページにてんこ盛りなので、深くつっこんだ内容にはなっていませんが、少なくとも小生の経験と照らし合わせて、ウソは書いてありません。web siteも紹介されているので便利です。
<br />また行きたくなりました:まだ見ぬマリアウ・ベイスン、タビン、何ヶ所もあるマリン・パーク、やっぱりボルネオゾウ。キナバタンガン川のホームステイも整備されてきているそうでけっこう快適そう。
<br />田舎の本屋で見つけたときには、「いったいだれが買うんヤロ?」…でも、ベストセラーになって、真のエコツアーを発展させてほしいと思います。
<br />最後に、マレーシアは自然も人間も今の日本よりずっと優しくて安全です。ホント!
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夏休みにボルネオのジャングルに行きたいと思ってます。
<br />ボルネオの中でも特にエコツーリズム関連の情報は少ないのです。
<br />(リゾートホテルの情報は多いけどね)
<br />この本は、正直マニアックでボルネオビギナーにとっては多少引いちゃう情報も載ってるし、期待だけじゃなく異世界に対する不安も掻き立てる内容になってます。
<br />でもそれも現地のリアルな状況をきちんと伝えようとする編集姿勢によるものだと感じてます。
<br />わくわく期待させる内容です。