共著者の一人の書いた、日経文庫「会計学入門」を読んだ後に読み始めました。
<br /> 「会計学入門」に比べて文章のボリュームは2倍くらいあるように感じられました。ただ、イラストや図表があちこちに挿入されており、読み易く、分かり易くする工夫が随所に見られます。
<br /> 会計学に対してある程度の知識を持つ人以外は、桜井久勝「会計学入門」を読んだ後に本書を読むことをお奨めします。
<br /> 入門編から中級編に入るのに最適な本だと思います。具体例も豊富で楽しめる会計の本です。
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会社法施行の今春、桜井先生が3冊出版。
<br />205ページ、新書サイズの「会計学入門」、
<br />285ページ、ソフトカバー「財務会計・入門」(共著)、
<br />440ページ、ハードカバー「財務会計講義」。
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<br />上記の順にむずかしくなっているので、この順に読み進むのが賢明かしら?
<br />もちろん、学習の程度次第で、行きつ戻りつしながら読むのもグッド。
<br />桜井先生の深いお考えを理解する上で、易しい本、中くらいの本、難しい本、
<br />3つも同時期出版とは、ありがたいことです。
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<br />で、ソフトカバー「財務会計・入門」ですが、非常に読みやすいです。
<br />新書サイズではあまりに簡略され過ぎて、わかりにくかったり、
<br />ハードカバーでは格調高く書かれているから、読むこと自体が試練、
<br />といったデメリットがあるわけですが、
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<br />さすがにソフトカバーの本書では、簡略され過ぎず、格調高すぎず、
<br />ほどよい易しさにして、難しさ。
<br />入門者はもちろんのこと、中級者におかれても、
<br />会社法をフォローする上で、実にタイムリーかつ適量の本書だと思います。
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