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| えんぴつで百人一首―懐かしい歌を書き写してみませんか
(
鈴木 啓水
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この本は百人一首をお手本をなぞって書くのだけれど、お手本を書いている鈴木先生の字がとても美しくていいです。それから、お手本をなぞって書くというのは、なかなか時間もかかってたいへんなのだけれど、その分じっくり歌が読めて、解説も読むと、へえ、こんな意味だったんだ、とあらためて驚いたりしています。百人一首って、こんないろんな人の、いろんな思いがこもってるんだなあって、実感しながらやっています。けっこうおもしろいです! よく知っているつもりの百人一首ですが、解説を読みながらひとつひとつ書いていると、ゆっくり味わうことができます。新しい楽しみ方だと思います。コラムも面白く、お正月でもないのに、百人一首で遊んでいます。 えんぴつで奥の細道、般若心経ほど、難しくなく、短文完結なので、どのページからでも取り組めます。すぐに終了してしまいそうで、寂しいきもしますが、声をだして読み上げるにも最適と思われます。
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