「プログラミング書法」と基本的なところは変わっていない。彼らの手
<br />法に劇的な進歩があったわけでもない。だから昔「プログラミング書
<br />法」を読んで感銘を受けた人にとってはこの本は有益度が低いかもしれ
<br />ない。けど、入門レベルの人にとっては間違いなく有用な本である。今
<br />からプログラミングのレベルを上げたいと思っている人は読んだほうが
<br />よい。よい習慣やよい原則といったものに古さという問題は存在しないからだ。
この1年に買った本の中では一番気に入ってます。一番参考になったのは英語の文章から適当に単語を取り出して別の文章を作る「マルコフ連鎖アルゴリズム」。他には「単語のハッシュ乗数には37を使え」や「最適化の第一原則は『最適化するな』だ」など。この手のチップスが満載です。最高に笑ったのが「バグかな?と思って他人に質問する前に、まずテディベア相手に自分のプログラムの説明をしろ。そのうち「あ、そうか、えへへ」と気づく」というところ。ほんにとにねぇ、とうなずいてしまいます。初心者向きではなく、ある程度経験がある人向きだとは思います。#ifdefはなるべく使うな、など、よりきれいなプログラムを書く「努力」をする気にさせてくれます。
プログラミング作法に関する類似本はたくさんありますが、本書が一押しです。コーディングスタイル、インタフェース、テスト手法、などに関して、単にお勧め方法が書かれているのではなく、その本意がきちっと説明されているので納得できます。<p>また、従来作法の間違い指摘なども随所に盛り込まれています。<br>仕事で作るプログラムのヒントが盛りだくさんに書かれています。<p>コーディングスタイル、インタフェース、移植性の重要性を説明できますか?自己満足のプログラミングではなく、仕事に役立つプログラムを作成するためには、絶対に読むべきです。かならず役に立ちます。