「稼ぐ」とは狭義では『金を儲ける』だが、広義では『生計を立てるために、精を出して一生懸命に働く』を意味する。単に儲けるだけに留まった理論書も多い中、この書籍が伝えんとすることは得がたい知識で、ネットの中で店を構え立派な商を行っていくための必読の良書と呼べるだろう。勿論売り込むテクニカルな文章術も沢山紹介されてはいるが、たとえば野球を例にとり文章の中立性をといたり、ご連絡メールの表題を工夫して目に留まりやすくする術など、微にいり細にわたり「ホスピタリティ(おもてなし)」の精神が脈づいているのは、筆者が理論家だけではなく実践者として踏んできた道より、自身の汗と涙で得たノウハウであるからにちがいない。この世界に携わる人すべてが、いつも傍らにおいて欲しい『生きたバイブル』であると、ただただ感じ入る。
インターネットで稼ぐには、「セールス文章」が必要だ。そういったコピーにはコツがあり、その方法を伝授するための本。
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<br />はっきり言いますと、これを読んだだけで儲けることは出来ません。もともと既存のサイトで販売を行っている身から言いますと、コピーや惹句で閲覧数を上げることは短期的には難しいのです。イチからやろうと思えばもっと大変ですし、アフィリエイトではコピーよりも記事の面白さ、視点、書き手のキャラクターのほうが重要であると思われるからです。
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<br />だが、この文章指導はすごい。簡潔でさらに限定的な文章問題を数多くこなすことで、「名人の型」を習得できるようになっています。
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<br />この種のビジネス書は数多いですが、反復繰り返しを想定している本は多くない。営業の本ならば実践が仕事上にありますが、商品のコピーは数をこなすことが難しく(日替わりコピーを自分でやっても効果はなかなかわかりません)実践の場に恵まれません。
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<br />この本は実に見事にそこを突いています。
<br />儲かる!という言葉はやや言いすぎかもしれませんが、それを補って余りある傑作です。
キャッチコピーやら文章術などの書籍は多数あるが、短期間で商品の魅力を伝えられる書籍にはめったにめぐり合わなかったが、この本はそういった意味でも良書だと思う。また3日で読み終わるにはもったいないノウハウが詰まっていて、社内での参考書代わりとして数冊買わせてもらった。次期書籍には高価でもいいがこの手の「保存版辞典」望む次第です。
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