1巻が無く、やむなく2巻から読むことになりましたが・・・。
<br />まず文句なしの画力。テンポのいいすらっと読める展開。
<br />そしてもも子の考士への一途な思いと、2人を巡る人間関係、危険な刺客に武術家達。
<br />ラブも萌えも笑いもなんでもありなこの漫画、2巻の見所はやはり「妹キャラ」いろはの萌えと、謎のウマ仮面でしょう!!
ヤングガンガン創刊後、真っ先に刊行された漫画の第2巻。それだけ編集部も期待しているのでしょう。<p>萌え方面の充実については、ネットで散々語り尽くされているので、今さら言うまでも無いでしょう。この作者は、画力はトップクラスだし、キャラは実に個性的で、シチュエーション作りも上手です。<br>さて、第1巻の内容は「もも子→考士」の空回りラブが中心でしたが、今巻は最強の妹系キャラ「巳屋本いろは」が登場。更に委員長も考士争奪戦に本格参戦と、一気にハーレム色を強めてきました。<p>一通り読み終わって笑ったり萌えたりした後に、今一つ物足りなさを感じました。何故だろう?‥‥と考えていたら、その答えが180pにありました。<br>【人物相関図】<br>もも子→考士<br>半蔵→いろは→考士<br>ヒカル→委員長→考士<p>というわけで気になったのが、上記のように「全ての人間関係が一方通行」である、という点です。<br>これでは、第1巻の「もも子→考士」のパターンの類似型を、延々とくり返す恐れがあります。<br>更に問題なのが、「もも子といろは」「半蔵と委員長」など、同一軸線上にないキャラ同士には、エピソードが発生しにくい、という事です。<p>比較対象として、例えば「スクールランブル」では、連載開始当初「天満→烏丸」という空回りラブ中心の話でしたが、これが余り面白くなくて、早々に「多種多様なキャラによる、複雑な人間模様」に路線変更し、大ヒットしました。<br>つまり、読者の「○○と△△が2人っきりになったら、どんな会話をするんだろう?」というような同人的妄想を、想像を裏切るような、あるいは凌駕するような形で表現して見せたから、ウケたのです。<p>「すもも」が今後、面白い人間模様を構築できるのか、それとも単純な一方通行に終始するのか、そこが勝負の分かれ目になる気がします。
もも子タン萌え!?いろはタン萌え!?早苗タン萌え!? 馬仮面とはいったい?、早く見て~~~~~~。10/25日発売の3巻、まてね~~~~~~。アニメ化とゲーム化、絶対になると確信、近いうちに!?