1巻は展開を急いでいたのに対して、2巻はメインとなる恐怖シーンを忠実に再現していますので当然ですが。というか、物語において、導入部よりも結末部分の方がつまらないなどという事態はあってはなりません。
<br />ただ、一つ気になる点があります。それは、圭一が「切れる」直前のコマ。恐怖のあまり意識が途切れてしまうくらいなのですから、このコマはもっと大きくして他のコマよりも目立つようにしなくてはなりません。
私は原作は全てプレイしました。鬼隠し編のコミックスは原作をよく再現し恐怖を伝えていると思います。この鬼隠し編の真相が解るのは罪滅ぼし編ですが知った時に解るのはこの話がとんでもない喜劇だということと切なさと悲しみだけです。罪滅ぼし編が出たあとにまたこの話を読むと感じるのは恐怖ではなく悲しみだけかもしれません。
ひぐらしのなく頃には全部で
<br />鬼隠し編 綿流し編 祟殺し編 暇潰し編
<br />目明し編 罪滅し編 皆殺し編 祭囃子編
<br />の8部作で構成されています。
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<br />鬼隠し〜暇潰しは読む人に疑問と謎を。
<br />目明し〜祭囃子はその謎の本当の意味を教えてくれます。
<br />楽しんで読みたいのであれば、まずしっかり謎を理解して読むことをお勧めします。
<br />そうすることによって、ひぐらしのなく頃にの世界に深くはまり込めると思います。
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