面白くない企画が多い。
<br />特にひどいのが街の市民のセリフを全部掲載してる。
<br />こんなのに140ページも使ってるし。見る奴なんてほとんどいないでしょ。
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<br />それから、「松野氏の案に沿って…」「松野氏に意見を…」という文章が出てくるのに、肝心の松野氏が出てこない。これって、アレですよね?スクエニもとことんファンを裏切るんですよね。最悪。
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<br />値段がちょっと高いかな。
<br />800円くらいだったら許せる内容だった。無理だと思うけど。10のΩの方が出来は良かったかな?
確かにこの本はシナリオ面においてかなり奥が深いです。しかし、なぜそれをゲーム本編で見せて、いや、魅せてくれなかったのだ!!今になって、本で「実はこうこうでこうでした」なんて語られても、とても納得できないです。
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<br />私はFF12が好きです。本当に大好きです。だから許せません。
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<br />本書の前半は、ゲ−ム中のストーリーをなぞらえながら、そこに解説が入っているといった内容なのですが、名場面を目にする度に「あんなシナリオにしやがって」「あんな演出にしやがって」と、怒りよりも悔しさが込み上げてきました。冒頭に、イベントや演出を手掛けた秋山淳氏、シナリオを手掛けた渡辺大裕氏のインタビューが載っていますが、この2人はFF12の評価を大暴落させた一因のA級戦犯だと考えられます。よくもまあ、あんな劣悪を通り越して悪質とも言えるシナリオや演出を作っておいて、堂々と公衆の面前に出て来れたなぁと思いました。趣味のあう友人も読んだのですが、「えっ!?こいつらが作った奴らなの!?」と、敵意をむき出しにしていました。
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<br />ゲーム中の細かなシステム。ヤズマット一人討伐などの要素は楽しむ事ができましたが、一番期待していた設定資料の中身が実際のところ薄く、肩透かしをくらいました。あんなふざけたシナリオの掘り下げはもう結構なので、壮大なイヴァリースの世界観のみを特化した本を出してほしいです…。
松野氏のインタビューは入ってません。
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<br />イラストが豊富で眺めているだけでも楽しめます。
<br />あれは、結局どういうことだったんだろう…と、思いつつも、もう一度初めからやり直す気力がない方にオススメ。