この話から『ひぐらしのなく頃に解』になります。
<br />前回の「鬼隠し」「綿流し」「祟り殺し」「暇潰し」編が疑問だとすると、
<br />この『解』からはその疑問の答えの部分の話しに入ります。
<br />しかし、この「罪滅ぼし」だけで疑問が全て解けるわけでは無く、
<br />「罪滅ぼし」「目明し」「皆殺し」「祭囃子」編
<br />が明かされて初めて全ての疑問が解消されると思います。
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<br />ここからは「罪滅ぼし」の簡単な紹介ですが、
<br />この「罪滅ぼし編」では皆さんが書いていらっしゃるように、視点はレナに置かれています。
<br />広がっていく疑心暗鬼。信じられなくなっていく仲間達。
<br />レナを中心に世界が壊れていく様が描かれています。
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表紙のレナは有り得ないぐらいに大人びた体つきしていますね。とても中2には見えません。ひぐらしの世界観を勝手に誤解しています。画風も極度の萌え化と極端な残酷描写で彩られています。確かにひぐらしは萌えと恐怖を持ち合わせた作品です。しかしこの漫画はそのバランス感覚を完全に無視して別の漫画にしています。殺害シーンを生々しくしてリアルだなどというのもおかしな話です。ひぐらしをリアルにして何の意味があるのか分かりません。この作品の本来の見せ場は殺人ではなく、その過程を通した信頼関係の構築だと思いますが。
このインパクト抜群の表紙を見て分かると思いますが、この罪滅し編はレナの視点で物語が進んでいきます
<br />普段はのほほんとした感じでかわいい物に目がないレナの、仲間にさえ言えない苦しい胸の内が明かされます
<br />序盤こそ圭一達との(随分と大袈裟な(苦笑)水鉄砲合戦という楽しげなスタートですが、これが終わってしまえばレナの中の光が徐々に輝きを失っていき闇が広がっていく…そんな感じですかねぇ
<br />問題編と違って、こちらは解答編だからでしょうか? 鬼隠し編のような怖さは、とりあえず無かったですね。それに取って代わって、レナの苦悩が伝わってきましたが…
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<br />後、いつになく鋭い目つきで鉈を振りかざすレナの表紙
<br />パッと見アクション漫画か?とも思える表紙ですが、個人的にはひぐらしのコミックでは一番気に入った表紙です