今回は、心配させまいと気を使う散葉と自分には心配する権利もないのかと反駁するきさらの物語です。
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<br />魔狼の光に呼ばれ集った散葉・きさら・昴・小桃・プリノ・紅・キャロル
<br />各々の魔狼に関する事情により7人は小さな島の魔物討伐隊で暫くを過ごしていたが
<br />昴は一人魔狼の右手を治療するため魔者の大陸へ戻っていった
<br />骨折していた小桃の足も完治しプリノ達3人ももうすぐこの島を発とうとしている
<br />共に過ごした季節が今 過ぎようとしている…(本編introdctionより)
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<br />前回、昴のパーティ離脱を契機に急転直下の展開へ。
<br />穏やかな日々があまりに長く、ずっと続くのだと当たり前のように信じていただけに今回は驚天動地の一大事。
<br />話は昴が帰ってからひと月後、プリノ達が島を発つ一週間前。
<br />8巻ラストに登場した謎の三人組の行動に、発せられるその言葉に掻き乱される一同。
<br />そして、決意する散葉、抗うきさら。
<br />「貴方のために…貴方を思うが故に…だから、私は行きます」
<br />「俺は…俺はそんなことは望んでいない!俺のため!?違う!俺の願いはただ君と共にあることだけ。俺は、君が側に居てくれさえすれば…」
<br />といった感じです。
<br />(上の科白はあくまで喩えですので実際とは大いに異なります。あしからず。)
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<br />ちなみに巻末にたっぷりと18頁の番外編(オマケ漫画)があります。
<br />本編がナーバスな状況だけに、これで和んで下さいって心遣いでしょうか。
<br />こちらもおもしろいです。
<br />尚、告知では07年春に10巻発売となっていますが、過去の例を鑑みると夏にずれ込むのは覚悟しておいた方が良いかもしれません。
今回は散葉メインに物語が展開されていく。紅やキャロルの戦いぶりが見れて新キャラも加わり面白さもラブシーンも充実しているのですが、昴の出番がなくキャラが変わってしまってさみしく思った。番外編では昴とともにみんながいた頃が描かれていて、余計に変わってしまったんだなぁと実感させる。次の十巻は散葉の行方が気になる所です。四コマもあり、番外編も複数にあってよかった。<br />
動き出したdear、最新刊来ましたっ!
<br />自らも具体的に動き出す意向をまず隊長さんに伝えに行った散葉。
<br />が、その矢先に例の3人衆に出会ってしまう...彼らの目的やいかに!?
<br />といった出だしの内容となっております。
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<br />忘れかけていた戦闘シーン復活。
<br />作者さんとアシさん達の画力に注目。かなり頑張っていると思います。
<br />スピード感とかもよく、(ありがちな)ぎこちない感じはないです。
<br />個人的には突然のプリノの登場にびっくりするキャロルの角度(?)と集中線が好き。
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<br />さてさて、終盤には、キサラがかましてくれます。
<br />来た......ついに。
<br />にしても相変わらずキサラは綺麗に描かれています。
<br />怒鳴っても斬られても何してても綺麗。
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<br />重た気味な展開ですが番外編のギャグの切れ味は健在。
<br />あるページの右下に居る和やかな顔の紅や噛み締めてるきーちゃん、ぱっつんな散葉などなど見所満載。
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