武梨えり氏のTYPE MOON短編集の2巻。
<br />月姫、歌月十夜、MELTY BLOOD、Fate/stay night、Fate/hollow ataraxiaとほぼ全作品を収録。
<br />とはいえ、半分強月姫ですし、hollowは最後の書下ろしのみ。
<br />この巻も相変わらずのギャグセンスを発揮。志貴の突っ込みのセンスが素晴らしい。
<br />シオン、レン、カレン、凛が可愛らしい巻でした。
<br />個人的には琥珀さんの出番がもっとほしかったのですが……
<br />あとカレンはアンリとの絡みが見たかった。
<br />2巻は月姫、3巻はFateと分けてもらったほうが良かったかも。
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<br />あ、絵の上手さはアンソロ作家随一です。
<br />折込で佐々木少年氏とのピンナップ企画も。
焼ビーフン!
<br />ガッ ガッ パァン!
<br />お腹が決壊です。
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<br />一迅社を中心としオリジナルで、アンソロジーで。
<br />絶大な人気を誇る武梨えりさんのTYPE-MOONアンソロ本、2冊目です。
<br />前巻に入らなかった話と、刊行後に描かれた話が収録されてます。
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<br />ギャグにシリアス(?)、ショートに4コマと何でも御座れ。
<br />相も変わらずネタや展開、台詞回しは流石の一言。
<br />オチのやるせない納得感は既に芸術の域です。
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<br />描下ろしのhollowと巻末の漫画も物凄い面白い。
<br />言うね。子ギルならあんな台詞を言うね! 的な。
<br />やはりキャラの掴み方の上手さが半端ないです。
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<br />武梨ファン、TYPE-MOONファン。その全ての人に手にとって頂きたいです。
<br />貴方がそう望むなら、きっと、一生楽しめるくらいの本ですから。
DNA/一迅社のTYPE-MOON系アンソロで活躍の作者のアンソロ作品を集めた個人集第2弾。<br />内輪受け的なメタギャグを多用することなく、キャラの魅力を最大限に引き出した上で、ストーリーで笑わせるという、「パロディとはこうあるべき」と思わせてくれる作品作りは非常に好感が持てます。<br />後半収録の『Fate』のパロディは、『月姫』のそれに比べると、若干の失速感はありますが、十分に楽しめます。