顧客満足について評判のある「ディズニーランド」と「リッツカールトン」関連の本を読んで、自分の仕事に活かしたいと思い、手にしました。
<br />上記2社が他社と差別化できているポイントは、従業員自身の質の高さ、従業員を会社が信頼している、従業員が自分の判断で仕事ができる仕組みがある、のようです。
<br />高野さんの本から、従業員からお客様への想い、会社から従業員への想い、の両方を本当に感じることができ、それぞれの感動秘話を読むだけで目頭があつくなりました。
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<br />今の仕事に悩みを抱えている私は、この本を読むことで気持ちがすっきりしました。
私はリッツカールトンには宿泊したことがありません。ただ高級だから庶民には縁がないと決めつけていました。結局外資系のホテルは立地条件が良くて高級感溢れるから『お高い』と思っていました。しかし、この本を読んでみて考え方が変わりました。リッツカールトンはただ宿泊する高級ホテルではなく、値段は確かに高いがそれ以上の価値を与えてくれるのだ。宿泊者は感動しながら泊まるホテルなのである。従業員は『クレド』と呼ばれるカードを常に肌身離さず、それに記載されている経営理念や哲学を徹底して実践しているから宿泊している顧客が感動してしまうのだ。宿泊者一人一人のニーズを的確に把握しスタッフがその解決に向け全力で取り組み実践してしまうところがこのホテルの凄いところである。また、スタッフが当たり前のことを当たり前のように取り組んでおり、これらがホテルの好評価に繋がっているのであろう。
<br /> 是非近いうちに一度このホテルに宿泊してみたいと思う。こう思ったのは私だけではきっとないであろう。
実は、リッツカールトン東京の採用試験を受けるにあたり、この本を読んでみました。経営哲学がしっかり根付いており、素晴らしい企業理念のもと、自分の力を試すには最高の職場ではないかと強く感じました。社員にエンパワーメントが与えられているのが斬新で驚きでした。会社と社員の信頼関係にゆるぎないものを感じます。
<br />「本当にこんな会社があるの!?」と正直思いました。それくらい感銘を受けたのです。
<br />実際の試験会場はこの本に出てくるような演出はなく、開業準備オフィス内の打ち合わせ室のような場所でした。パーテーションに区切られた隣の部屋から聞こえてくるのは英語のみ。挨拶だけしに来てくれたスタッフが二人いました。
<br />面接者の自分も歓迎されているのを感じました。面接が終わると、社員一人一人の名前入りの「本日はお越しいただき誠にありがとうございます」と手書きカードをいただきました。なんという計らいでしょう。
<br />この本には数々の感動のストーリーが出てくるのですが、企業理念が従業員全員に行き届いているのが素晴らしいです。ホテル業界のみならず、たくさんの方に読んでいただきたい一冊です。