これから、人類にとって、必ず「聖書」となるであろう本の第三巻目。この本では、われわれよりも進化した宇宙人の話や教育、約束、そして結婚などの話が展開される。約束や結婚について、われわれが薄々気づいてはいるのだが、今までの習慣で、間違って思い込んでいることを見事に指摘している。われわれより遥かに進化した人たちの美しい生活についても紹介される。なるほどなと思ったのは、地球人のレベルが、この宇宙では、幼稚園の年少さんレベルだということだ。そして、<魂>は、あらゆる人間共通のもので、空気のように拡がっているという、とてつもなく美しい比喩で語られる感動的な話も素晴らしい。つまり、「われわれは一つである」と言ったとき、それは、文字通りの意味でそうだということだ。さらに、<精神>が、個々の細胞ひとつひとつに宿っているというのも深くうなずける。哲学の時間論の本質をわかりやすく説き、物理学の多世界解釈のような壮大な自我と宇宙、そして創造についての考えが詳細に語られる。この世界の謎が、つぎつぎと解き明かされていく。「本当にそうだ」と涙を流しながら、何度もうなずいて読み進めた。素晴らしい本です。
3部作のうちの最終版。自分を見つめなおす良いチャンスになるのではないかと思う。宇宙の成り立ちや、意識の事など、興味深い内容になっている。<br>全部読み終えた後は、なんとなく自分の意識が変わったような・・・そんな感じがする。できれば1作目から順に読んでいった方がより分りやすいのではないかと思う。
もしかすると、第一部の内容は、他の作品でも知ることができるかもしれません。私はこの作品と出会い、素晴らしい真実に気づくことができたけど、他の人は別の作品や、自身の体験によって知ることができるかもしれないのです。ですが、この第三部は目からうろこの内容です。ここまで詳細に書かれている作品を、私は他に知りません。第一部、第二部で、自分と他人について深く学んだ後、「さあこれからどうすればいいのか?」という本題に直接的に言及しています。そこには人類が進むべき道への「答え」が書かれています。世界中で悲惨な出来事が起こっている今、まだその「答え」を知らずに生きていきますか?自分自身のそして人類の最終到着地点を知り、そこに向かいたくはありませんか?