自分が面接する立場になったときに、使えると感じました。実際に自分が面接するなら、と、質問の項目まで考えてしまいました。
<br />同時に、働く者としての姿勢を確認できました。
<br />向上心、責任感、実行力を備え、努力しているか、コミュニケーション能力や論理的思考力を高めようとしているか、など自分自身を振り返りました。
<br />自分が「できる人」であるとは思えません。筆者が言うところの、自分の能力より高い給料を貰っているのかもしれません。ですから、「まずは、仕事を全力でやることだ。望まれているレベルを超えれば、「やらされ感」から抜け出すことができる。それこそが、仕事が楽しくなるボーダーラインなのだ。」というような言葉が効きました。
筆者の略歴を読み、できる人、できない人を見極めていかに採用する本かと期待して読んだ。
<br />内容は、その期待してた採用側への教えと、自分が「できる人」として採用されるには?という教えの両方にわたっている。
<br />そりゃ自分も採用するだけ、評価するだけじゃなくて「できる人」にはなりたいから、両方の目線があるのはお徳だ。
<br />しかし、そのお徳さのお陰で、本書の印象自体が散漫になってしまった感がある。
<br />一番印象にのこったのは、新卒採用する際に徹底的に素材重視ということ。カツノリは一生古田になれないという例で。
<br />カツノリのほうが間違いなく野村監督から長い時間(子どものころから)教育を受けてきたのにかかわらず、結果、古田のほうが「できる人」になっているのは、何故なのか?素材が全てではないが、考えたり、努力できる好きなことに熱中するのまで含めて素材と考えると、素材って大事だよなと思ってしまう。
<br />この本の中を良く探すと「できる」ってどういう事なのか、かなり明確な意見と解析が述べてあるので、参考になります。筆者はそういう事を言っていいキャリアの持ち主だし。説得力あり。
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<br />もちろん自分の、採用活動の際、就職活動の際にも役に立ちます。