この本に書かれていることの殆どは著者の経験によるところが大きく
<br />根拠もいまひとつ弱い気がします。
<br />『私は医者だ。沢山の患者を診てきた。だから感でわかるんだ』
<br />とゆー論述が果てしなく続きます。
<br />まぁそれが感であっても、症例数が圧倒的なので認めざるをえない点もありそうです。
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<br />10年前、20年前は健康常識だったものが、その後簡単に覆ります。
<br />この本に書いてあることは果たしてこの後、どう判断されるでしょうか。
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<br />食べ物についてコレはよい、コレはよくない、といった記述がありますが
<br />現代社会ではよほど深刻な病気に立ち向かうような人でない限り
<br />ここまで厳密に、慎重に、食事を気をつけることは実際不可能です。
<br />参考になった記述は『食べ物はよく噛む』でした。
<br />これぐらいなら実践できるので気をつけるようにしています。
<br />100%著者が勧める食生活は不可能ですが今後の生活を多少なりともあらためるような
<br />そんな気持ちにさせてくれた1冊でした。
各種汚染物質、ストレスで体内に活性酸素が発生する。
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<br />すると、腸内細菌(善玉菌)がエンザイム(抗酸化物質)を作って中和する。
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<br />しかし、現在の農薬まみれの野菜や、汚染された水には腸内細菌を養う力はない。
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<br />だから、いい野菜、いい水を沢山食べて、飲んで腸内細菌をバックアップしましょう、という話。
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<br />さらに、生きる目標を持つことで身体の免疫が高まるらしい。
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<br />知らないよりは知っておいた方が良い内容ではある。
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<br />その他、コーヒー、乳製品はからだに良くないらしい。
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<br />「目の前の焼肉より10年後の健康を選ぶ」という台詞はなかなかのもの。
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確かにこの本では仮説や推測がよく出ます。でも私はそれでいいと思いました。
<br />むしろその方が良かったです。
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<br />一番大切なことは、自分の体で感じることではないでしょうか。
<br />普段なら何も考えないところを、意識して、感覚を高めてみる。
<br />情報が溢れている現代社会の中で、確かな自分を磨くことこそが必要だと改めて思い考えさせられました。
<br />100の情報を集めることよりも、まずは一つ実践してみることだと思います。
<br />意識を傾けることが大事ですね。
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<br />体に良いことをすると、ハッピーを体で感じられますよ。
<br />また、あまり無理をするのもよくありません。
<br />生活の中でバランスを取るのも、うまく生きるコツかと思います。
<br />私にとってはそういうことを提案してくださった本でした。
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