著者の最近のコンサルのテーマを例によって、
<br />ほぼ全て表記しています。
<br />営業、マーケティングのテーマに比べると
<br />まだこなれていないためか、
<br />浅い感じがします。
<br />ただし、読みやすさと分かりやすさはいつも通りですので、
<br />目次等を見て、
<br />興味を持たれた方は読んでみる価値はあると思います。
経営のノウハウを経営者向けに書かれた本です。これから起業することを考えているので、非常に興味深く読みました。
<br /> なかでも、「中途市場によい人材はいない」というのには、ドキッとしました。
<br />今の職場には、私も中途組みで入ったためです。ただ、この業界は、中途が主流です。最近では、新卒から入ってくる人も多くなっているようですが。
<br /> 著者は、中途市場に出ている経験者は、その仕事をやったけどうまくいかなかった、という人、と述べています。
<br /> うっ。。確かにそうかもしれない。前の会社で優秀だったら、十分に報われ、本人に転職する、という事情が生じないでしょうから。
<br /> ということは、全く異なる分野で働いていて、社会人になってから新たな分野に興味をもったため転職した人か、独立を前提にして入社してくる人でしょうか。こういう人っていうのは、経営者から見ると好ましくないのかもしれません。
<br /> もう1つ印象深かったのは、「経営とは投資である」という言葉です。恐らく、経営者にとっては当たり前のことなのでしょうが、定額給料で暮らしているサラリーマンには新鮮でした。たしかに、利益を増やすためには、事業を拡大していく必要があります。事業を拡大させるためには、投資が必要ですもんね。次の著書では、どこまで会社を大きくしていけばいいのか、について書いて頂きたいです。
<br />
さすが著者の視点はいいところを突いてきます。
<br />そう、経営者なら誰もが思っているポイントです。
<br />意識・無意識のうちに脳をくすぐるタイトルは絶妙といわざるを得ません。
<br />さて、本書はややもすればマンネリ化している経営者に一発注射をしてくれる書です。個人的にはもっと事例集的な面が充実しているとなおよいかな、とは思ったが、「自分の道は自分で切り開く」ことができないようでは大きくなれません。他社事例のまねして大きくなれるなら、日本中、大企業だらけになっていますね。