千円札は拾うな。 みんなこんな本を読んできた 千円札は拾うな。
 
 
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千円札は拾うな。 ( 安田 佳生 )

「目先のことに囚われず、先を見る」。 <br />いくつかの事例が書かれていて、ともすれば事例の内容に目を奪われがちですが <br />筆者の言いたいことは上記のことを伝えたいだけだと思います。 <br /> <br />読むのに1時間とかからないボリュームですが <br />読後に色々と考えさせられる優れた良書です。 <br /> <br />

反論しにくい真理が言われているようで、現実には応用できないことばかり。 <br />「千円札は拾うな」 <br /> ⇒でも、何が千円札で何が一万円札か、そんなに簡単に分かりません。 <br />「自分を捨てる」 <br /> ⇒といっても、自分のどこを捨てるべきで、自分のどこかを残すべきか、分かれば苦労はしません。 <br />「3年後の100億のために今の40億円を捨てる判断」 <br /> ⇒それが分かれば、誰もが億万長者です。 <br /> <br />やっぱ、精神論だけで役に立たないというのが、最終結論です。 <br />後、スーツを人に言われて変えた話が何度か出てきますが、なんか中学生程度のエピソードではずかしい。

現状の継続、積み重ねではなく、ビジョンをもって行動、決断することの大事さを説いている。そのような本は多いが、本書では経営者という視点でそのことが書かれている。 <br />進化、改革、イノベーション、革命などという言葉がよく使われているが、それらのどれがいまの自分の目指すものに当てはまるのかを考えさせられた。 <br />中身はもちろん良いですが、この本がベストセラーになったのは書籍名がよかったからだろう。逆説的な言い方によって読者に興味を引かせて、手にとらせる。これはベストセラーの「竿竹屋はなぜつぶれないのか」と同じだろう。 <br /> <br />

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