この本は、本気で2Dアニメーションを志す人なら、
<br />10倍の値を払っても惜しくない本だと思います。
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<br />本の内容が日本のアニメーションに対応しない内容なのでは無く、
<br />逆に日本のアニメーションが、動かすことに対応しきれていないのです。
<br />止めの綺麗な絵が描けるだけではアニメーターにはなれませんから。
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<br />どの動きにも基本と法則が必ずあるので、
<br />それをすべて語ってくれているこの本は大変素晴らしいです。
<br />日本もいずれ、このような本を作らなければならないでしょう。
あまりレビューは記入しない人間ですが、この本は記入して
<br />おこうと思いました。
<br />中身ですが、まず分厚くて重すぎです。
<br />後、文章が多く自伝的で、まとまりに欠ける気がします。
<br />もっとパッと辞典のように引けるガイドのような本と期待
<br />してました。後、下手に版権写真や版権イラストを使って
<br />いるために価格も高くなっており、それは技法書として追及
<br />するなら、掲載しなくて良いと思いました。後、当方、アニメ
<br />やデザイン関連を学び実践して来た者で、面白い内容とは
<br />思いましたが、いかんせん海外本の翻訳です。日本の商業
<br />アニメとは用語も絵柄もタイムシートなども違いますので、
<br />日本のアニメを志す初心者が、これに習って日本のアニメ
<br />業界の慣習に対応できるかと言うと、混乱する可能性が有ると
<br />思います。海外向の業界用語も、そのまま日本の現場で使っても
<br />分からない人も多いと感じます。合作なら役立つとは思います。
<br />なので、お金に余裕の有る人は購入して下さいと言う感じです。
<br />貧乏な日本アニメ業界アニメーター1年生に食費を削ってまで購入
<br />して下さいとは言えない内容とだけ言っておきます。ただ、当方
<br />としては、ある程度の役には立つ本です。
非常に優秀なアニメーターが作画のじっさいについて絵で説明した本です。この本を読むだけで、動きが自由自在に作れそうな気がしてきます。「どう動かすか」という点ではこれ以上の教科書はないでしょう。アニメーターならバイブルになると思います。読むだけで楽しいです。仕事で役に立つノウハウも満載。<br> 動かすためになぜ画力が必要なのか、反論の余地のない説明が読めます(耳が痛い)<br> 完全にプロ向きでアマチュア向きではないです。