題名からして、ありがちな営業本ではあるがマスコミの反響大なんで読みました。
<br />結論としてはつまらない本ですね。ノウハウ本としては及第点なんですが、1冊丸読みは必要なし。部分読みでOKですね^^
<br />ただ、高額商品を扱う心構えとしては見習うべき点あります。
<br />なにより、実績ありますもん!!!
やんちゃな自分を丸ごと受け入れてね、という自己PRの本。営業のノウハウ的には見るべきものはない。納車時に洗車したのでガラスに水滴がつかないように高速のゲートもドアを空けて降りて券をとってから通過したなどと得々と述べているが、窓ガラスに水滴がついたら拭けばいいだけである。年間200台販売というのは確かに凄い。自動車メーカー各社のトップセールスはだいたい150台から200台である。しかし、メルセデス200台売るよりクラウンやカローラ200台売る方が難しいだろう。始めから値引きやおねだりのない交渉が約束されているのだから気が楽だ。気に入らない奴には売らないそうだが、それはメルセデスだから可能なだけ。顧客との間の具体的な会話や駆け引きがほとんどないので参考にはならない。やたら高いネタを自慢している寿司屋の親父のような不遜さを感じる。客も登場するが皆バブルの生き残りみたいな人物ばかりで、こんな人たちと同じ車には乗りたくないと思ってしまう。お金がもったいなかった。
車販売業界で超有名な吉田満さん。その販売術が知れると購入。
<br />メルセデスだから売れるのでなく、吉田満だからメルセデスが売れる。
<br />まさに、お客さまにとっては吉田満そのものも商品の一部になっているのだろう。
<br />そのサービスマインドには脱帽。販売員の方は一度読んでみたらいかがだろう。