たしかになぜ彼女たちがあんなに飛ぶのか疑問だった。
<br />これまでのゴルフ本とは一線を画すこのタイトルは価値あり。
<br />ところが内容は一転、ほぼ手塚一志理論の拝借本という感じ。
<br />特に藍ちゃん・さくらのご両人はそのダブルスピン型スウィングじゃないでしょう?
<br />長尺高反発系クラブ振り回しタイプの日本女子をピックアップしたのは選択ミスか。
<br />いわゆる大学教授のスポーツ理論本の限界を超える説得力に期待したが、疑問晴れず。
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[1]素振りを何度も何度もしてでも、スイングを改良したいと思っているゴルファーには、お奨めである。練習をしたくない人が読んでも役に立ちにくいと思う[2]今まで、多くのレッスンコーチ、レッスン本、レッスン映像、エクササイズツールを、試して、その時その時に、スイングを改良してきたが、最近では、歳のせいか、飛距離の低下にとどまらず、正常なヒットもままならないようになっていた。[3]この本は、スイングの本質を物理学で分析して、飛ばすのに必要な身体の動きを明確にしており、私のように理系の人間には、納得するところが多い。中でもジャイロの理論は、全く新しい分析で、さすがに物理学者さんだ。[4]レッスン本で、「するな!」としている多くの動きは安定のために「するな!」であり、飛ばすにはむしろ「しなければならない」動きだったとの解説には、眼から鱗である。[5]著者自身が宮里藍などの小娘に負けるのがくやしいという動機で分析を開始したというだけあって、自作のツールとエクササイズ法を考案し、200ヤードだった飛距離を250ヤードに伸ばしたそうだ。早速、私も、200円を投資して、ツールを用意し、エクササイズを始めたが、現在の180ヤードの実力では、全く歯が立たない。成果を得るには、どの位の回数と期間がかかるか想像できないが、250ヤードを目指して、がんばっている。