巨大魚ネタも盛りだくさんで、釣り人の私もドキドキして読めました。
<br />1頁毎、少年時代に図書館で感じたロマンが復活して、胸中で炸裂します。
<br /> 当時は「いる」と思っていたので、いつの日か大人になったとき、科学が進歩して新聞やテレビで正体が晒されると信じて疑わなかった、純真無垢な時代が蘇りました。
<br /> 現実で難しいなら、漫画に期待したい。妖怪なら水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」、巨大魚やUMA魚なら矢口高雄先生の「釣りキチ三平」。「ツチノコ」作品でも著名だった矢口先生ですから、この気持ちを分かってくれるはず。巨大魚と、三平君の対決が見たいなあ。
UMA関連の本は多く読んできたが、カメレオン型洞穴怪獣だの身長6mのペンギンだの、類書にはあまり紹介されていない異形生物の目撃談が満載。その多様さは中岡俊哉の絶版名著「世界の怪獣」(秋田書店・こちらはフィクションだけど)を彷彿とさせるほど。「秘境を探検してみたい」という子供の頃の夢が蘇りました。
<br />安っぽい体裁の本ではあるけれど(価格も安い!)、内容には「今までのUMA本を超えるものをまとめてやる!」という著者の意気込みが感じられ、この本はおそらくずっと手元に残しておくことになると思います。
取り上げられているUMAの数は多いものの、ちょっと説明不足な感じがします。
<br />ただ、ところどころに見られる著者のツッコミやコメントが非情に面白いです。
<br />ビッグフットの投げやりなコメントには笑わせてもらいました。
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<br />全体的に硬くなく、楽しく読ませていただいたので星5つです。
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