地理学的な話は別にして、3Dで飛び出てくる画像に感動しました。ただ、撮影高度がかなり高いので、一つ一つの家屋(民家)を特定するのは無理。
<br />
<br /> 印象に残ったのは、終戦直後の新宿淀橋浄水場。今は超高層ビルが立ち並ぶこの一角も見渡す限りの水源地。3Dを通して見ると清掃のためか干上がった貯水池が不自然なほどリアルに見えてぐっときます。こればかりは立ち読みでは体験できないので、しっかり本書を買って3Dメガネで体感してください。
この本は,赤/青フィルターによる航空写真の立体視と,国土地理院の数値マップを陰影図の形式に図化した本来の地形図の二本立て構成になっている.前者は高層ビルを見るのがどのみち快適ではないため,あまり感心しないが,後者の威力はまさに圧倒的.子供の時から地図好きの私はすっかり参ってしまった.東京とその周辺はもっと詳しく図化されて然るべきなので,この部分を大幅に増補して, "東京地形図アトラス" として刊行して貰いたい,と切望する.
電車や車から普段何気なく見ている車窓の景色もこの本を読んだ後だと”なるほどなぁ”と特に意味はないんですが感じ入ってしまいます。
<br />”散歩の達人”とは違う視点で非常に面白かった。
<br />江戸&東京を散歩するには是非一読されることをお奨め。