かなりコンパクトな本なので
<br />詳しさの面では、他にもっと優れた本があるのですが
<br />とにかく、入門書として、よくできています。
<br />
<br />そのような作りなので、ガンマニアにはおすすめできません。
<br />むしろ、ガンマニアが、仲間を増やすために
<br />友だちに読ませるために最適の本だと思います。
<br />少しだけ興味がある人には、強くお勧めしたいです。
<br />
<br />数点、微妙におかしいイラストがありましたが
<br />もともと、図版資料としての本ではありませんので
<br />許容範囲ということにしておきます。
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知っているようで知らない銃の知識。
<br />誤解されている部分も多くあって、この本はそういった『間違い』を正す為にも読んで損は無いと思う。
<br /> その上、読みやすい上、かなり面白い。
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<br /> 間違いとは『弾丸に詰められた火薬は一瞬にして発火する為に物体を壊す事は出来ない』など色々ある。
<br /> これを読んで正すのもいいだろう。
銃の基本書としてはかなり良作ではないでしょうか。
<br />基本書というか「ふと思う銃の疑問Q&Aと豆知識」と言った印象も有りますが。
<br />基礎知識だけでなくトリビア的面白味が有り、映画や漫画の劇中の銃等のネタにも時折触れていてニヤリとさせられます。
<br />「何故銃弾に鉛を使うのか?」「銃口に指や泥を詰めて発射したら暴発するのか?」等、
<br />ある程度銃に知識の有る人でもふと気になる疑問ながらも他資料でもはっきりした回答のあまり無い疑問に取り組んでたりしていて、中々面白い構成です。
<br />自分でもある程度は知ってるつもりでしたが
<br />「弾丸は『火薬の爆発力』で発射されるとよく誤解されがちだがー」といったコラムの辺り、
<br />以前何かで読んだとは思いましたがいつのまにか忘れた上に勘違いし恥ずかしながら確かに誤解しており、結構目から鱗でした。
<br />価格も手頃な方ですし、お勧め出来る本だと思います。