「右手にそろばん、左手に論語」
<br />といったのは、明治の偉人・渋沢栄一氏。
<br />(右手と左手、逆だったかもしれません。うろ覚えなので…)
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<br />監修の山田真哉さんもおっしゃっているように上手に成功しました、正直に生きて、というお話なので読み進むと突っ込みを入れたくなること数知れず。。。
<br />そこをぐっとこらえて読み終えてみると、大事なことがわかるような気がします。
<br />うまくやっていくには
<br />1・正直(=誠実)であること。
<br />2・会計に明るいこと。
<br />3.粘り強く行動すること。
<br />これが重要だということになるのかなと思います。
<br />まさに、渋沢栄一氏のおっしゃているとおり!
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<br />その上、この主人公はずっと同じアパートに住んでいるところもポイントかと。(これがどのような影響をストーリーに与えていくかは読めばわかると思います。家賃は出費の3大項目の1つだそうです。)
<br />それなりにつじつまが合うように書かれていると思います。
<br />読んだ後どうするのか、それは貴方次第ですね。
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わかってることをわかったように錯覚できるのですが、
<br />じゃあ、なに?
<br />という印象でした。薄いわりには、最後まで読むには、少し根気が必要な気が・・・
「正直じゃない、正しくない」
<br />「法令遵守」 ≠ 「コンプライアンス」
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<br />真のコンプライアンスとは、正しい倫理観をもって、ことに望むこと。
<br />そんなことを、人間大のウサギから思い知らされます。
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<br />コンプラ、コンプラ言っている割には、不正は減らない。
<br />そんなことに疑問を感じていた私に、一石を投じてくれました。
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<br />非常に読みやすい一冊。