今はもう成人した子供達とかつて読み続けていた懐かしいマドレーヌの世界に、再び出会うことが出来ました。元気いっぱいのマドレーヌが周りの人々、動物にも、に対する思いやりの心の大切さを解りやすく教えてくれます。小さいお子様とお母様向けの絵本にとどまらず、全ての人間関係に不可欠なもの、つい忘れがちな大事なことをこの一冊の中に見つけることが出来るでしょう。偉大なる祖父の後を引継いで、マドレーヌを世に送り出してくれたジョン・ベーメルマンス・マルシアーノには、感謝! 卓越した筆使いでまるで絵画のように描きこまれ、独特の雰囲気を醸し出していたルドウィッヒ・ベーメルマンスの作品と比べることは酷なのでしょうが、今後もマドレーヌに出会うことが出来る期待を込めて。
<br />まだ、ルドウィッヒの描いた作品を読んだことがない方には、是非そちらもお勧めです。と言うより読む必要アリですよ。
もうすぐ2歳になる娘のクリスマスプレゼントでサンタクロースが持ってきてくれました。娘と一緒に毎晩読みながら、私も勉強させられます。とかく、礼儀作法や、挨拶、相手を思いやる心が忘れられがちな今、この本は、レディとし必要なことを教えてくれます。Merci,マドレーヌ!
この本のサブタイトルは「いつもおぎょうぎよくいるために」とありますが、日常生活でのマナーについて子供の目線で分かりやすく書いてあります。お行儀よく、というのはすべて優しい心がもたらしてくれるという事、まわり人の事を考えなくてはいけないという事、普段忘れがちな大切な事を再確認させてもらった本でした。簡単な文章ですべてひらがな&カタカナなのでわりと小さな子供でも読めますが、大人が読んでもとても素晴らしい内容だと思います。私も表紙の可愛らしさにつられて子供に買ったのですが、読み進むうち人間関係・家族関係について考えさせられ自分も反省できたと思います。大切な一冊になりそうです。