宮崎あおいさん主演の映画「ただ、君を愛してる」を観ました。この映画では「カメラ・写真」が重要な要素になっていて、プライベートのあおいさんの趣味も写真撮影ということで、彼女が撮った写真を見てみたくて、この本を買いました。女優という不安定な職に身をおく方にとって、「感じる心」と「本質を掴む力」は重要です。私の人生のなかでは、あおいさんと直接お話する機会はないと思いますが、この本を読んで多くのメッセージを受け取ることができました。「人生」「命」について失ってはいけないものを、あおいさんから手渡された気がします。二十歳の女性から、これだけ多くのことを教わるとは思いませんでした。あおいさん、並びに本出版関係者の皆様に感謝します。ありがとう。
宮崎あおいが中国を訪問した際に撮った写真を中心に構成された20歳の時の気持ちを綴った一冊。
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<br />雑然とした街の中に、住んだ空の写真が織り交ぜられているのが印象的。
この手の本を買うことはほとんどないのだが、若い女優さんが中国を旅するという少し変わった企画だったこともあり購入した。
<br />結論から言うと、俗に言うタレント本とは少し違う気がする。
<br />派手で見栄えのいい写真ばかりではないし、彼女が写っていない(本人が撮っている?)ものも多い。
<br />しかし、どの写真も宮崎あおいらしさで統一されていて、彼女がなにを見て、何を感じたのかはうかがえた。
<br />文章は聞き書きらしく整えられた感もあるが、20歳の子がこんなことを考えているのかと思うと、将来が楽しみになった。
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