開くのもやっとというほどのたいそうな大型本なのですが、内容の写真は通常サイズの方がよほど見やすいと思いました。 <br /> <br />写真としては、あおいさんの素の表情が満載で、グラビアではなく普通に一緒にお散歩をしているようなほのぼの写真集なのですが、 <br /> <br />大型本なのに普通の３５ミリで撮ったのかと思うぐらい画素が荒いです。 <br />こんなにデカい本にするならそれぐらいの理由がなくちゃ〜。 <br />風景が圧巻とか肌質を追求したいとか目だけにピントがきててあとがいい感じにボケててアートっぽい写真だとか… <br />それにはそれなりに、撮影する側も資材に投資しなきゃいけないんですよ。 <br />デカい写真にするならちゃんとデカいフィルムで撮ってくれ！ <br /> <br />でもそういうんじゃない。ただ普通の写真集をデカくしただけ。 <br />被写体には何の問題もありません。でも、私はこの本を家に置きたいとは思わない。普通のサイズで普通の値段なら買うんだけど。 <br /> <br />だから、真剣にファンの人にしかすすめられない。

宮崎あおいさんは、今までの写真集などでは素材があまりにも良すぎて（顔立ちやからだのパーツの比率など）、まるでお人形さんを撮ろうとするようなものが多かったように思います。あえて表情を無くしたりとか、立ってるだけのものとか。 <br />この写真集は宮崎さんの今の表情が素直にでた、モデルの等身大の姿が表現されています。当然宮崎さんは今仕事でとても輝いているので、その輝きがそのまま現れている、ということかもしれません。 <br />背景の色彩もきれいで、美術写真集として家に置いても遜色なく、宮○りえさんのサンタフェのように買って帰っても家族の人に誤解されることもありません。