須藤元気=格闘家という感覚でこの本を読むと思いっきりKOされちゃいます。彼の人生、感性はある意味空海に共通しているのかもしれないです。読書家なだけあって文才もあり、頭のいい人なんだなと感じました。TVで拝見する須藤さんも言葉をきちんと選んで話していますが、この本もきちんと彼の真の言葉によって書かれています。逆輸入ファイターとして活躍するまでにも、活躍した後にも決して恵まれていたわけではなく、挫折を味わい、きちんと自分の周りの気持ちに気づいたからこそ、今の彼自信にたどりついたのではないでしょうか。四国八十八ヶ所に興味を持つきっかけを与えてもらいました。人に歴史有りですね。
この本を読む前は須藤元気選手については
<br />正直あまり印象はなく、単なる目立ちたがりやの格闘家というものでした。
<br />何よりも試合の内容よりも入場の方に目がいきがちだったように思います。
<br />この本を読もうと思ったのも須藤元気選手に関心があったわけでもなく、
<br />四国八十八ヶ所に関心があったからでした。
<br />しかし読んでみて一番思ったことは
<br />須藤元気選手は「戦う哲学者」だと強く感じました。
<br />ある時は数式を用いて、理論的に説明してみたり、
<br />要所要所でボケてみたりと、いろんな意味で面白かったです。
<br />入場にもいろいろとこだわりがあるみたいでそれにも共感できました。
<br />格闘家としてはもちろんのこと、
<br />一人の人間としてファンになっちゃいました!!
笑いのセンスも最高で、くすりと笑いながらどんどん読みました。須藤元気になぜ自分が惹かれるのか、わかった気がしました。幸せな気持ちをわけてくれる。元気な気持ちになり、清々しい読後感でした。ありがとうって気持ちで自分も生きてみてます。今のところ、今までよりずっといい気分だし、いいことも増えた気がします。本当に読めてよかった。みんな貸してって言って、貸してます。評判かなりよいです。