数年前の転職活動の時に「あれば良かった!」と思う1冊です。何故か?
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<br />例えば、人材紹介会社活用の活用について。会社による得意・不得意もさることながら、同じ会社でも担当者によっても業界知識・スキル・相性に大きな差があります。企業との面接も重要ですがエージェントの見極めもとても大切な事だと思います。また、外資系での面接のポイントの1つ声量について。日系企業から外資系へ転職しましたが本当に周りの人は声が大きく、知っておくと良いポイントです。他にも転職活動のスタートから転職後のスタートまで知っておくと良いポイント満載です。
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現役ヘッドハンターが書く転職指南書です。このような本を待ちのぞんでいました。転職をしようとすると、初心者の方はルール作法について細かなことが気になりますが、この本にはすべて、その回答が書いてあります。自分ではわかっていたつもりでも、こうすればもっとよいということがたくさん項目であり、目からうろこが落ちる思いを何度もします。初心者だけでなく、転職のベテラン(?)の方にもぜひ読んで欲しい本ですね。
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こと「転職」に関する書籍はいろいろ出ているが、著者の思想や思い入れが色濃く出ているばかりで、図解に乏しいため、結局は文章ばかりでわかりづらい書籍が多いのが実際でしょう。
<br />しかし、本書は転職を考え始めてから、転職活動に至り、具体的な活動方法、そして内定をもらってから、現職の会社を退社し、次の会社に無事入社するまでの進行フローごとに豊富な図解・資料・具体例等とともにわかりやすく説明がなされている。
<br />この1冊をよく読めば、転職に関する「傾向と対策」が、かつて大学受験時に使用した「青本」さながらによくわかる良書です。
<br />むしろ人材紹介会社の新人研修テキストにも十分通用するくらいの内容であろう。転職を考え始めた人はぜひ読んだ方が良いと思われます。