この本は物理の参考書の中で一番いいと思う。物理の考え方がしっかり身につく。なぜそうなるのかという点を重視している。物理が苦手な人も得意な人も一度やるかやらないかで全然違うと思うし、やった後は問題の見方が変わるだろう。またとても取り組みやすく楽しく学習できると思います。
現役の頃に、この本で物理を学んだ。はっきり言ってすばらしい!
<br />例題をポンポンとこなしていくうちに、いつの間にか実力がついていた。
<br />問題の選び方が完璧なのであろう。
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<br />しっかりマスターすれば、エッセンスを身につければ、難関大にもくらいついていくことが出来ると確信している。(実際、数ヶ月で物理は70を切ることがなくなった)
例えば、物理の基本的なパターン問題の答え(というか、導くための式)をほとんど証明なしでポーンと最初に書いてあって(例えば、音波では観測者が動く場合のとき方と音源が動く場合のとき方など)、いざ例題を解くときには、先程書いてあった式を頼りにして与えられた値などを代入的にその式に入れて、答えの解説もろくすっぽ読まず答えの値だけあったいれば○(まる)にして、「よしっ、ここは多分理解できたぞ!」などと思い、数日そのようなことをしていたら飽きてしまい、いつしか本棚の飾りになるような事を心配する必要は、この本では全くいりません。
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<br />まず始めに基本的事項の説明があり、次にあるのは「本当の本当に、そのことについて理解できたの?」と今にも言ってきそうな良問。でも、やはり本当に理解するのは難しいことで、初めて解く時は(特に初学者は)どうしても間違えてしまいます。そこで、1問1問詳しく解説が載っている解答編(切り離せます)を見てじっくりじっくり悩んでください。
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<br />少なくとも2周程し終えた頃には、以前の自分とはかなり違う自分になっているでしょう。