1万件ほどのデータ処理を多用していて、Excelでは基本速度の遅さに大変不満が
<br />ありました。
<br />他に良いソフトを探していたので、すがる気持ちでこの本を買って「R」をダウンロード
<br />してみました。
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<br />Win版「R」の方がMac版より使いやすいようですね。
<br />ダウンロードから2時間程で、Excelからコピーしたデータを読み込んで、ヒストグラムを見れるように
<br />なりました。
<br />この本は、凄いなぁ...(勿論、「R」も凄いけど)
この本だけで,ともかく R を始めることができるという一冊です.
<br />基本操作からグラフィックスの作成,また基本的な統計的分析につ
<br />いても簡単に触れられていますので,R で何ができるのか,そして
<br />Excelとはどう違うのかを実感することができます.
<br />値段も手頃ですし,迷うぐらいならまず買ってしまうことをお勧め
<br />する一冊です.
この本は,データ解析環境・言語「R」の基礎について書かれた良著です.
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<br />統計学を学ぶ本ではないですので,もし統計学の基礎を学ばれたい方は,
<br />「垂水 共之, 飯塚 誠也著(2006)『R/S-PLUSによる統計解析入門』共立出版」
<br />もあわせて読むことをお勧めいたします.(<-よくまとまっており,わかりやすいと思います.)
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<br />この本(「データ解析環境『R』」)は,
<br />(0.)インストール(Win, Mac, Vine Linux)の仕方,
<br />(1.)基本的な計算(四則演算)や変数への代入,基本的な関数,ヘルプの参照方法,
<br />ライブラリーの読み込み方などの基本的な操作から,
<br />(2.)ベクトルや行列,データ・フレームなどのデータオブジェクトの作成・扱い方,
<br />(3.)基本的な図の描写(散布図や箱ひげ図,ヒストグラム,円グラフなど)の仕方,
<br />(4.)簡単なデータ分析の仕方
<br />(5.)関数の定義の仕方など(おまけ程度)
<br />について書かれています.
<br />
<br />どれも,Rを使う際において,必ず必要となる基本的な知識です.
<br />ただ,この本だけで終わるともったいないと思います.
<br />
<br />次のステップとしては,「舟尾 暢男著(2005)『The R Tips』九天社」をお勧めいたします.
<br />逆に「The R Tips」を読んでよく分からないという方は,この本を読むとよいでしょう.