この作品は、ギャグ漫画でありながら、
<br />爆笑して読むものではありません。
<br />
<br />「くすりッ」
<br />「あぁ、あるある!」
<br />「なんでそこでそうボケるかなぁ」
<br />「えぇぇぇぇぇ〜??……あははは」
<br />
<br />といった、ほんわか系ギャグなのです。
<br />それも21世紀的ほんわかギャグ。
<br />決して歯医者の待合い室やトラックの助手席に常備されているような、
<br />後ろ向きぬるゆる家庭的退廃ギャグではないのでご安心を。
<br />
<br />ほんわかの秘密は、
<br />多種多様なキャラクターがみな活き活きしてることです。
<br />学校の生徒と教師、メイド喫茶のみんな、
<br />家族に、なにより商店街のおじさんおばさん達……。
<br />
<br />既存のゲーム・アニメに毒された低脳な萌漫画にありがちな
<br />どこかで見たことある「腐れパターンキャラ」はひとりもいません。
<br />「それ町」に出てくるキャラクターは
<br />それぞれがちゃんと独自の個性を持っていて、
<br />「あ、こんな人、現実にもいるいる」と
<br />思わず膝を打って笑ってしまうのです。
<br />
<br />それだけに爆発力のある登場人物は少ないのですが、
<br />それをメイド漫画とは思えないすっ飛んだ設定で補います。
<br />事件がすっ飛んでるのに、キャラがゆるゆるなので、
<br />また微笑んでしまって……。
<br />
<br />ぜひぜひ映像化を望みます!
<br />(萌アニメスタッフ・ファンの手にかからないよう、舞台がいいかしら?)
何と、今巻では主人公 歩鳥が車に頭を跳ねられて死亡しかけてしまう
<br />レビュアーも二回 事故って宙を舞った事があるが、
<br />頭だけピンポイントに跳ねられるのはある意味 凄いw
<br />また、宇宙人?らしき存在も出現
<br />
<br />一見 ご町内漫画から方向転換し、滅茶苦茶な話になってそうだが、
<br />そこは作者さん、さすがの力量で前巻と変わらぬノリで楽しませてくれる
<br />また紺の意外な可愛らしいところも見れるのでファンは必見か
<br />個人的には嵐山家のペットの犬?、ジョセフィーヌが好き
<br />
<br />主人公よりサブキャラの方が人気ある作品も多い中、しっかりキャラの立っている歩鳥
<br />作者も益々絵がこなれて、活き活きとした表情に溢れています
<br />前作で楽しめた方は、今作も同様に楽しめると思いますよ
絵柄はほとんど変わってません。二巻なのでキャラの書き方はうまくなってますが。
<br /> ですが今回は、自分の中の評価がさらに高まった巻でした。
<br />
<br /> 一巻ではギャグがすばらしいと評価しましたが、どうやらこの作者、それだけじゃないようです。
<br /> 『よい話』で終わらせている回が二巻で増えたのですが、それで気づきました。
<br />
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<br /> 話の組み立て方がとても上手です。
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<br /> ここまで上手に伏線張るギャグ漫画、あんまり見ないですよ。
<br /> 思えば一巻でも「頭いいなぁ」と感心してしまうようなギャグがあり、その辺りから片鱗を見せていたのかも知れません。
<br /> 何回も読み返せるのは、ギャグが面白いって理由だけじゃなかったみたいです。
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<br /> 漫画を読み終わった後、しばらくぼーっと呆けてしまう人へ。
<br /> 或いは子供の頃、ドラえもんの良い話で感動した人へ。
<br /> もちろん笑いたい人へ。
<br /> そして、歩鳥ののび太っぷりを見たい人へ、真田くんの男前っぷりを見たい人へ(笑
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<br /> そんな人にお勧めの漫画です。
<br /> 暇なときに一話ずつ、そんな風に楽しむのもアリかも。