"世界を包む苦くて優しいウソ"の物語―待望の第二巻。
<br />一巻を読んだ時点では謎と固有用語が先行しすぎかな?とも
<br />思ったけれど杞憂だったみたいですね、物語は廻りはじめた。
<br />
<br />生々しい感情表現、時に残酷だけれどけしてそれだけには終わらない
<br />物語展開は前作『クロノクルセイド』と変わらずの圧巻の出来。
<br />オビにあとがき、そしてカバー外しても楽しめるサービス精神、
<br />異形や戦闘シーンの描写力もUPしてるしで個人的には大満足です。
<br />
<br />アニメっぽい絵柄は好き嫌い分かれるところですが、しかし、
<br />それだけで選択肢から外すには勿体無いかなと思う一作。
<br />『クロノ〜』が予想以上の感動を与えてくれただけに、
<br />今作がどんな結末を迎えるかにも期待して☆5つです。
前作のクロノでもそうだったのですが、2巻でようやく物語の方向、大切なエピソードが語られました。
<br />作者が序章と表現したとおり、これで下地が出揃ったのだと思います。
<br />
<br />怒涛の展開であったため若干ついていけないところもありましたが、魅せてくれる展開でした。
<br />作画も相変わらず素晴らしく、読みやすいです。
<br />
<br />クロノが掲げたテーマが「限りある時間」であるのなら、この作品のテーマは・・・・・・、それは作中で存分に語られています。
<br />上手い表現が見つかりませんので、是非読んで感じてみてください。
<br />
<br />とにかく、1巻で買うのを止めてしまった人、
<br />とりあえず2巻を読んで、それから考えても遅くはないと思いますよ?
一巻も楽しめましたが、この二巻が面白いの何の。
<br /> 最低限、物語に必要なキャラクターが、ようやく揃ったという感じの巻でした。
<br /> 一巻では武器や敵の紹介、二巻は漫画の方向性を示した形となっています。
<br />
<br />「やれることはすべてやる」
<br /> そんなことを作者がおっしゃってますが、まさしくソレ。
<br /> 幼馴染に、ライバルに、ロリに、ツンデレに、メイドさんに、美人のお姉さんに、組織に、群れる敵に、一匹狼に……幅広〜く取り扱っています。
<br /> それでいて破綻してないんですよね。最低でも「いてもいいキャラ」で収まってて、「いらないキャラ」が居ない。
<br />
<br /> バトルも前作より楽しく、ストーリーも期待できそうで、今のところ不満は無いです。
<br /> 無茶せずゆっくり頑張って、「やれること全て」詰め込んでください。