グラウンデッド・セオリー・アプローチに限らず、インタビュー調査をする前には必読です。インタビューに必要な事柄が、準備から分析まで具体的に書かれています。調査の前夜に読んで、インタビューに臨んだところ、実りあるインタビューになりました。写真や図もセンスが良く、研究者でなくても楽しめる1冊です。
質的研究の手法はもちろんのこと、量的研究との違い、質的研究で何か明らかになるのか、どのようにトレーニングを積み重ねたら良いのか、バイアスや偏見、先入観を排除するための諸々のテクニックまで、こんなにコンパクトなのに、とても内容が濃いことに驚きました!質的研究を志す人が、もう一歩、知識や技量を深めたい時、お読みになることをお勧めします☆私も大変、勉強になりました♪
質的研究の方法論について書かれた本は、世の中に多く出回っています。
<br />しかし、手法を具体的に明記してある本にはなかなか出会えず、実際自分のデータを目の前にしてもどうしていいことやら・・・と途方に暮れているという方も多いのでは?!
<br />この本は、そんな悩みを吹き飛ばしてくれる一冊です。
<br />生のデータを用いて、著者が分析した結果を惜しげもなく掲載し、それに解説もついており、研究論文では書かれていない分析のスッテプが目に見えるように分かります。
<br />著者が編集した「質的研究方法ゼミナール」では、詳しく書かれていなかった理論を生み出すまでの過程も掲載されており、「質的研究方法ゼミナール」とこの本を読めば、データから理論を生み出すまでの過程が手に取るように分かること間違いなしです。
<br />分析をして行き詰まったとき、この本を読むことで思考も刺激され、活用度満点です!