イギリスにおける様々な場面での、何気ない会話がたっぷり含まれています。綺麗なフレーズや脚本が作られているわけではないので、サクサク会話は続き、何度も聞いていくうちに場面の空気も読めるようになります。話し手同士のそれぞれの言葉が覆い被さって進んでいくような まさにlive。イギリス独特の言い回しや、砕けた表現も満載。故に、楽しんでイギリス英語になれるという意味では相当 質の高いものですが、暗記や学習書として求めるものではないかと思いましたので、正式な勉強を考えている場合は、他の本もご一緒に。
一般の人たちの日常会話を録音してある。台本がないので台詞が途切れていたり、言い間違いや複数の人の声が重なっていたりと正にLIVE。録音は屋外や店内で行われているが音質は良好で聞き取りやすい。内容はロンドンやイギリス国内を旅行する際に出くわす場面が収録されている。登場するホテルや店などはすべて実在のものである。実際に行ったことのあるものが出てくるので、ロンドンに滞在したときのことを思い出しながら楽しく聞くことができた。イギリスの文化や風俗に関するコラムもあり、イギリスについての理解を深められるようになっている。また、イギリス英語特有の表現をアメリカ英語と比較しながら解説している。ただ本書は音声教材なのだから、イギリス英語の発音に関しても解説してもらいたかった。
IELTS受験に備え、ブリティッシュアクセントに耳を慣らすために、『イギリス日常英会話Total Book』と併せて買いました。そちらのレビューと少々かぶりますが、ご容赦ください。
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<br />もともとTOEICは950点取れていたのですが、IELTSの練習問題でリスニングテストをまったく聴き取れなかったので(笑)、あわてて本書を買った次第です。
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<br />CDをiPODに入れて通勤時にひたすら聴いていました。最終的にIELTSのリスニングは7.5を取れましたが、本書の果たした役割は大きかったと思います。
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<br />非常に臨場感にあふれた、実際にありそうな日常会話を集めた内容なので、聴いていて楽しめるのが非常にポイント高いです。周囲の雑踏の音などもそのままなので、まるでその場にいて会話を立ち聞きしているような錯覚さえ覚えました。『イギリス日常英会話Total Book』の方は、最初から最後まで聴くために修行のような忍耐を要求されましたが、本書は何度聴いても飽きがきませんでした。
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<br />難を言えば、収録されている会話の数が少ない気がしました。もう10〜15例くらい収録されていると、さらにバラエティに富んだ会話を勉強できると思います。
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