ドラゴンライダー2 エルデスト 宿命の赤き翼(上) みんなこんな本を読んできた ドラゴンライダー2 エルデスト 宿命の赤き翼(上)
 
 
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ドラゴンライダー2 エルデスト 宿命の赤き翼(上) ( クリストファー・パオリーニ 大島 双恵 )

 物語の最初でいきなり驚かされた。ストーリー展開もさることながら風景や人物の描写にも満足している。エルデストというタイトルの意味がまだ解けない。 <br /> 下巻に期待しながら読んでいく。

二分冊にして、尚且つ、それぞれが500ページを超す長編のシリーズ第二巻です。 <br /> <br />そんな長編でありながら、その長さを感じさせないくらい読ませます。 <br />エラゴンとサフィラの周辺、アジハドのあとを継いだナスアダの周辺、そして従兄ローランの周辺と三つの物語が並行し、場所もアラゲイジア一帯を行き来します。内容的にも、修行の場面や、恋の場面、戦闘の場面と様々です。おまけに、アンジェラの予言の謎が解けたり、エラゴンの出生の秘密も現れてきます。新たなドラゴンも登場し、とにかく、内容的に目一杯盛り込まれています。次のページをめくるのがもどかしくなってしまいます。 <br /> <br />次は第三巻ですが、どう決着をつけるのか、段々興に乗ってきた感じで今から楽しみで、待ち遠しくてなりません。

シリーズ2作目はボリュームたっぷりで上下巻になりましたが、世代交代、種族間の力の均衡、仲間をまとめる難しさ、厳しい修行、恋と家族愛、そして未だかつて無い大きな戦いとアラゲイジアの世界にどっぷりつかって楽しみました。単に魔法の神秘や怪物の奇抜さを描いたのではなく、ヒーローが全ての者に歓呼で迎えられるのでもなく、時には悩み過ちを犯してしまう、年齢や性別によるのではなく力と深い知恵のある者が指導者になります。ライダーとして生きるエラゴンと運命が大きく変わるローランの事が平行して描かれ、そしてさいごにはあっという事を用意している、読者を夢中にさせる作品だと思います。ナルニア、ゲド戦記とファンタジーの映画化が続きますが一番楽しみにしているのは”エラゴン”ですでに17歳のイギリス人俳優主演で撮影が始まっているそうです。

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