著者のイタリアに対する愛情が、文章と写真から溢れ出している本。
<br />イタリアに通う人なら誰しも感じる日本人にはないユーモアたっぷりな
<br />遊び心や、人としての面白さを文面からも感じ取れ、
<br />「またイタリアに行かなくては!」と思わさせてくれます。
<br />
<br />イタリア好きな友人と話をしているような幸せな気分にさせてくれる
<br />良著です。
本当にイタリアはどこに行っても、美味しい街、刺激的な町、
<br />心に残る人々の天地です。
<br />その魅力を余すところなく伝えているのが本書。
<br />著者の人を見る目の優しさが、ファインダーと文章を通して、
<br />読者の心を揺るがします。
<br />
<br />ああ、イタリアに行きたい!
<br />
<br />世界中の多くの人々を魅了してやまないイタリアは、
<br />日本人の故郷の一つでもあるからなのか?
<br />
<br />見開きいっぱいの写真が、ページの境目で切れてしまうので、
<br />魅力度が後退してしまっているのが残念でしたが。
<br />まあ、それはそれで、そのうち大判の写真集がでることを
<br />期待して、よしとしましょう。