友達のお嬢さんがこの本が大好きで、今6年生です。
<br />受験を前に、この本が出たときに偶然手にして、
<br />この本を元に親は苦労して先行体験をさせたことで
<br />楽だったことがたくさんあった、あなたもやってみて!と
<br />いう友人のアドバイスで、この本を買いました。
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<br />会話例をそのまま使うというのは、ちょっとわたしの実力では
<br />無理だと考えたので、思い切って一緒に読むことにしました。
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<br />時には娘が先生役です。
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<br />まずは、お米の歌が気に入った娘は、ジャポニカ米に興味を
<br />示し、お米の産地から新潟や北海道を覚えました。
<br />次にホットケーキに挑戦したのですが
<br />あっという間に、ホットケーキを作る間に、数列の法則の
<br />ようなものを理解して、
<br />「ママ、次は何かわかる?」なんて言い出しました。
<br />親が教えてもらう立場になると、子供は頭を使いますね。
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<br />考えるんです。ドリルをやらせたときはあんなにいい加減だった
<br />のに〜。
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<br />先行体験との出会いはわたしにとってはいろんな発見でした。
<br />
子どもの能力を伸ばす、ということに焦点をあわせていけば
<br />たぶんそんなに難しいことではないだろうと思うけれど、
<br />大人たちが忙しく、限られた時間内でいかに効率的に
<br />子どもとかかわるか、という点をうまくついている。
<br />
<br />子どもとの会話にもマニュアルがあるのですね。
<br />ちょっと複雑な気分。
我が家の娘は受験直前の6年生。
<br />お決まりの大手進学塾へ通い、夜遅くまで宿題に追われる生活を
<br />している。
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<br />そんな娘の友だちのA子ちゃん。
<br />同じ学年でトップクラスだ。志望校はどうやら桜蔭らしい。
<br />その彼女のママと夏休みに入る前に立ち話をした。
<br />なんと、驚くことにA子ちゃんの小3のときの愛読書が
<br />この本だったという。
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<br />その話を聞くまで、この作家のことは知らなかった。
<br />親の無知を物語っている。
<br />早速、上の娘にはこの著者の地理の本を与えた。
<br />下の娘にはこの本を。
<br />
<br />母親向けではあるが、確かに下の子(小学3年)は
<br />読んでやれば興味はもてる。
<br />お姉ちゃんと同じようなことを知っていることに
<br />優越感をも持ち始めている。
<br />詰め込まなくても相手が興味を示してくる。
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<br />この本の内容はほとどんが上の子が今段階でも使える内容
<br />ばかりだ。この著者のいう先行体験の大切さが
<br />A子ちゃんを見ていれば証明されると思った。
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<br />知識を詰め込むことに疲れている上の子を見ていると
<br />この本を低学年のうちに与えておけばと、親として
<br />後悔している。