この本が理解できないとか、解説が不足しているとかいう人はまったくこの本の意図することがわっていない。 まずこの本は文法事項を学ぶものではなく、例文を使って確認するものです。最初にこの本で学ぶのは愚かなことです。<br />この本の最大の使い方はやはり英文解釈教室と併用しながらするのが最もいいでしょう。英文解釈教室を使えば例文の理解がかなり深くなります。他のやり方もあると思いますが、英文解釈教室と併用がやはり一番だと思います
本書限らず受験英語の参考書では和訳と簡略された解説だけのものが多いが、それでは英文を正しく理解できない。例えば本書P.72の299番、If you should have any trouble,...(もし何か困ったことがあれば、...)とあるが、和訳だけでは If+現在形との違いがまったく分からない。If...should は「恐らく起こらないような(unlikely)ことがもし起きたら」という意味である。同じ仮定法の用法、If...were to 「想像上の、あるいは事実に反した仮定」とは意味が違う。またTOEICなどでは、倒置によってshould が文頭に置かれた結果Ifが省略されて、Should you have any trouble... の形でよく用いられる。英文を正しく理解するには類似表現との比較や多角的な解説必要である。決して和訳だけで理解できるものではない。受験英語の参考書を書いている人たちはこのことをよく理解していないようである。
これをやればかなり力がつくけど、読解力までは期待しないほうがいいよ。でも僕の偏差値が48から2ヶ月で60になったのは間違いなくこれのおかげ。