最初は4×4ルービックリベンジの解法目当てで、
<br />「値段も高くないし試しに買ってみるか〜」ってな感じで
<br />注文したのですが、他の章も思った以上に豊富な内容で満足しました。
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<br />3×3の解法としては「ツクダ式」と「LBL法」が紹介されています。
<br />大きくて見やすい図解でした。
<br />ちなみに、現在ルービックキューブを買うと付いてくるのは「ツクダ式」の解法です。
<br />「LBL法」をマスターすれば30秒以内に全面解くことも可能になりますが、
<br />手順は「ツクダ式」に比べて格段に多いです。
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<br />4×4のためには1種類の解法が載っています。
<br />5×5の解法は載っていません。
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<br />個人的に面白かったのはルービックキューブで模様をつくる方法。
<br />エンゼルフィッシュや十字架など、多数の模様のつくり方が紹介されています。
<br />文では説明できなくて申し訳ないのですが、キューブの中に小さいキューブが
<br />あるかのように見える「キューブinキューブ」の模様は特に面白いですよ。
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キューブに付属しているマニュアルは、
<br />小さくて見辛くて解りづらかったのでこの本を注文。
<br />ところが、
<br />この本が届く頃には6面が出来るようになっていたので、
<br />無駄な買い物しちゃったな〜なんて思っていました。
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<br />しかし、
<br />この本は通常のツクダ式と言われる6面の造り方だけではなく、
<br />超速手段でもあるLBL法、
<br />見た目で楽しむ事も出来るパターンキューブエクササイズなど各種掲載しているので、ぜんぜん無駄な買い物ではありませんでした。
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<br />ルービックキューブの奥深さを感じさせてくれる一冊です。
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はじめにピーターフランクルによるコラム6Pがあります。<br>数学の群論による解法の思い出など語っています。<p>完全なツクダ式の解法が載っています。<br>簡単なので誰でも確実に元に戻すことができます。<br>この方式では1分を切ることもできるそうです。<p>さらに、スピードを競う最先端の解法であるLBL法が詳細に解説されています。トッププレイヤーはこの方法で20秒の壁を突破しています。<p>日本チャンピオンである林さんのコメントも要所にありためになります。<p>そのほか、キューブの目をタイルに見立て模様を作る方法が数多く載っていたり、4×4×4のリベンジの解法が載っていたり、情報量としては申し分のない内容です。<p>ただし、5×5×5の解法がないのが残念です。