ついに音楽誌が書かない〜シリーズに清志郎が登場!
<br />宝島だけに、過去の宝島アーカイブスや、
<br />宝島らしい(?)著名人の寄稿にインタビューと、プチ充実した内容。
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<br />冒頭今井智子さんの原稿、松尾スズキインタビュー、角田光代書き下ろしエッセイ、
<br />大貫憲章コラム、雑誌ヒストリー、欄外の夢コラム等、
<br />個人的にはメインではない、小さなコーナーのコラムのほうが面白かった。
<br />名作、風呂上がりの夜空に原作者の小林じんこさんが出てるのも嬉しい。
<br />できれば、全編のイラストレーションを小林さんに頼んで欲しかった(笑)。
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<br />一部のアルバム・レビューのテイストが不適当と感じる。
<br />この手の本ではお約束の"書き手の自由な原稿"としても、好きにはなれず。
<br />もうちょっと練って欲しかった。
<br />清志郎のコアなファンから見れば納得できない部分も多いかも知れない。
<br />が、全体的には愛に溢れていて、楽しい本になっている。
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<br />誤植、事実誤認が多いので、☆4つ。
忌野清志郎の健康が危ういこの時期に発行されたので、資料用に買ってみたのだが、データを網羅した部分では資料的な価値もあるけど、ことごとく文章が軽いので、ファンの思い入れ度とはズレた安っぽさが漂う。10代ならまだ見れるのかもしれないけど、こりゃ無いよな。
<br />同じ宝島社が過去に出した「愛しあってるかい」の定価が1200円であれば、物価変動を無視してこっちは750円くらいが妥当。