昨今の外資系企業の国内での躍進。社風も仕事に対する文化も全く違う。しかしこの本を読むとその違いがあるとも納得。教育を受けている環境、姿勢、いろんなものが違い、葛藤、友情をダイレクトに受けながら成長していく。もちろん日本にも違った成長の仕方がある。だけど新しい価値を提示している本として、この本には価値がある
「中学三年間に習う単語がかろうじて入っているだけ」という状態で、アメリカの全寮制高校に留学した著者。10代の多感な時代に単身、いきなり言葉も文化も違う人々の間に飛び込んで生活していく重さと辛さ、そして素晴らしさが、ほんとうに率直につづられています。友達や先生の一言を深く受け止め、自分を掘り下げて考えていく姿勢が印象的です。同じ著者の「ちょびつき留学英語日記」のファンなので併せて読みましたが、英語や留学には縁がないと思っている方にもお勧め。この本は高校卒業で終わっているのですが、このあとの大学留学についても続編を読みたいものです。
今、笑っていたかと思えば、次の章では涙が出ている。そんな本です。
<br />タイトルの通り、作者が16歳で単身アメリカ留学をするお話ですが、
<br />少女がアメリカ留学先で出会った人たちを通して感じた自分自身の
<br />「本当の心」の部分は、社会人である読者が、自分に正直になる事とはどいう
<br />事なのかを気づかされる本のような気がします。
<br />本のどこかに生きるヒントがあるように思えた作品です。大人のための本です。