とても分かりやすい本です。文系人間、Linux挫折暦5年の私が完読できました。そのおかげで念願だったLinuxの設定が(少しずつですが)できるようになってきました。いままで読んでも分からず、かさばる一方だったLinux雑誌も読み返してみるとと内容が分かるようになり、とても嬉しいです。<br>練習問題がやさしいこと、章立てが細かく集中力が続くこと、通勤電車の中でも読めることがよかったと思います。特に章立ての細かさは、重要な事柄を一つ一つ潰していくことを可能にして、自分がどこが分かっていてどこが分かっていないのかを明確にできました。そのおかげで「どこをどうしたらいいのかさっぱり分からん」状態から抜け出しつつあります。<br>LPICの受験には確かに不足することもありますが、「ハマってる初心者」からの脱却にはとてもいい教科書だと思います。
初心者が始めてLinuxを学習する場合には程よい分量、内容で書かれている(W windowは除く)ため、読み疲れることが無く、より関心が持てるようになると思います。試験合格にはもちろん他に問題集を用意する必要がありますが参考書としてはこれ一冊しっかりやれば合格可能です。
本書では、101、102の試験別に10カテゴリづつで構成されていて、初歩的なコマンド等の解説はオプションを含めて、充実している。見易さも工夫されていて、最初取り組む時に踏み込みやすかった。<br> また、見易さも手伝って、資格取得後もパッと取り出し利用する機会があると思う。<p> 実際の試験対策として考えた場合、本書に記載されている細かい部分まで把握して、初めて合格ラインに到達できると思う。またカテゴリごとに章末問題を準備してくれているが、実際の試験に比べると簡単であるので、試験を受けた際に乖離度を感じた(個人的ですが、初心者でこの1冊だけだと厳しいので、これプラス問題集を購入するのがいいのではと思う。)。ただ本書に記載されている内容はどれも重要なものばかりであるので、資格取得を目指す上でも勉強する価値はあると思う。