SIREN自体難しく特にクリアーした人にとってネタバレ的な要素が少ない、と嘆いている人が多いのではないでしょうか?
<br />
<br />・・・これすごいですよ♪
<br />
<br />なによりもこれが無いと知ることができないことだらけ。
<br />あの人物のその後やマニアックなアーカイブの情報、小説しかり。
<br />
<br />ゲームを攻略してこの本・・・ホラー小説と違い、情景が目に浮かびます。最高。
<br />
<br />2も早くでないかな♪
SIRENに関するあらゆる情報を詰め込んだ一冊です。
<br />それも、村を覆う因果律の謎(うろぼろすの輪)から羽生蛇蕎麦の
<br />味までという幅の広さです。
<br />
<br />ゲームでは分からなかった謎(八尾の行動・牧野のその後・春海を助けた
<br />人物)もはっきりと書かれている上に、登場人物全てのタイムシート
<br />まで網羅しているので、誰が何処で何をしていたか・・・という些細な
<br />点が分かるのも良いです。
<br />
<br />アーカイブもそうですが、製作者インタビューや元ネタ紹介の項目も
<br />独特の濃さを醸し出しているのでお勧めです。
<br />
<br />巻末に伊藤潤二氏(SIRENの元ネタ「サイレンの村」「道の無い街」の
<br />筆者で怪奇漫画家として有名)の「魔声」が収録されています。
<br />沖から流れてくるサイレンの音により、海から上がってくる水死体
<br />(屍人)に襲われる漁船・・・という、これだけだと一体何なんだ?
<br />と首をかしげる漫画です。
<br />しかし、この事件は続編のSIREN2に関わる重要なエピソードの一つ
<br />でもあります。
<br />という訳で、2をプレイされた方にも是非ご一読をお勧め致します。
<br />(そう言えば、2に登場する“鳩”は「富江」を彷彿とさせますね)
たくさんの方が評価されてるように、SIREN好きにはかなり濃く楽しめる1冊だと思います。
<br />製作にまつわる細かい事柄から、ストーリーの謎に至るまで網羅されており
<br />どっぷりSIRENの世界に浸れること間違いなしでしょう。
<br />タイトル通り、私自身の中でもかなりのお気に入りの本です。
<br />なんにしても、イチオシのマニア本です。