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<br />マッキンゼーは経営の難題をどう解決するか
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<br />戦略系コンサルティングファーム・マッキンゼー&カンパニーの選び抜かれたコンサルタントたちは、難題を抱えるクライアントの経営問題をいかに考え、解決に導くのか。
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<br />そのベールに包まれた思考法やテクニックの詳細が明かされる……と言っても、この手のコンサルタント会社と一緒に仕事をすれば、有る程度のことは分かります。
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<br />とにかく、彼ら/彼女らの仕事量は半端じゃありません。
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<br />作ってくる資料の量といい、インタビューの時間といい、会議といい、とにかく(質はともかく)量は半端じゃない。
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<br />そこで、マッキンゼー式の仕事が我々、普通の(コンサルタント会社ではない)会社でも役立つか、なのだが、これが役立つ。
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<br />特にときおり、社内で降って湧いたような「タスクチーム」とか「組織横断プロジェクトチーム」などに(幸か不幸か)参加する羽目になった場合は、とても有効な方法だ。
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<br />その時にやる仕事と言えば事実と分析と仮説と行動、評価だ。これはまさしく、マッキンゼー式だと言えるだろう。(これは治験でも一緒だけどね。)
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<br />……ということで、コンサルタント会社と一緒に仕事をしたことが有る人はうなずきながら、そうでない方は「へ〜〜!なるほどね」ということで、この本をどなたも一読されることをお奨めします。
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<br />きっと、得るものが有るはずなので。
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残念ながら現実的な解決策に役立てようとすると、
<br />具体的な方法は書いてありません。
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<br />こういう指針で仕事をしているみたいな内容でした。
<br />やはり実際のノウハウは出してくれない?
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精神的にタフでないとマッキンゼーではやっていけない、というのは
<br />事実なんでしょうけど、これを読んでマッキンゼーで働きたい、と
<br />思う人はどれくらいいるんでしょうか。
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<br />ビジネスに必要なスキルや考え方を学ぼうとこの本を手に取られた方は多いと
<br />思います。
<br />その意味でマッキンゼーの独自文化を紹介するのにページを割きすぎかな。
<br />秘書に対する心配りとか、日本のサラリーマンにはあまり関係ないもんね。
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<br />マッキンゼーOBがその後、華々しい活躍をしているのはよくわかったけど、
<br />なんで辞めたかは触れられてないのがちょっと。。。。