私は職場と家庭の両方でモラル・ハラスメントの被害にあいました。
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<br />現在、モラル・ハラスメントに対して、警察、法律、行政、精神科医、弁護士、会社はどう対応するのか知りたくてこの本を読みました。
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<br />この本のケースは、肉体的な暴力があったから、かえってそれが証拠となって、苦境から脱出できたのですが、精神的な暴力の場合、誰も守ってくれないような印象を受けます。
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<br />この本の良いところは、加害者とまともなコミュニケーションが不可能であることが良く分かる点です。
「モラル・ハラスメント」、通称「モラハラ」
<br />夫婦間などで行われる精神的な暴力のことである。
<br />最近、新聞や雑誌などでも取り上げられることが多くなってきた。
<br />が、セクハラなどに比べ世間の認知度は低い。
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<br />私自身モラハラ被害者なので、周囲の人に説明したいのだが、
<br />今までモラハラについて書かれた本はハードカバーで読みづらい。
<br />「読んで!」と気軽に言えなかった。
<br />しかし、この本には著者のモラハラ体験が書かれていて、
<br />実例として載っているため理解しやすいと思う。
<br />モラハラ被害について他者に説明するときに、
<br />この本を読んでもらうのもいいかもしれない。
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